美人姉妹の危機

笑すぎて、

軽く喘息が出ているみやびです。


佳奈さんに「冬は諦めて」と言われた事が、

だいぶ気を楽にしてくれています。


というのも、

「どうにかしなきゃ」

と焦ると余計ひどくなるんですよね。


ありがとう、

佳奈さん。

すっかり、札幌は雪景色ですね。

おかげで道のところどころが凍っており、

歩きにくく仕方ありません。




部屋の前の道路くん









いやだねー。

早速、昨日転びそうになって歩いていた横で、

酔っ払ったおじさんがおもいっきり尻もちついて、

こけたしね。

何事もなかったように通り過ぎる身にもなっていただきたく。

笑










さっきね、



妹からメールが来た。

↓

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財布落とした。10万近く入っていて免許、保険証、さよなら。

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ああああああぁぁぁあああぁぁぁ




悲しくも、こういう事態が起こると、

やっぱ、姉妹だなー

と変に納得してしまいます。



メールでは、といわんばかりに、

電話が鳴る。













「もうね、私がいけんのよ、10万も調子こいていれてね、
寝ないで遊びに行ってぐだーとなって疲れて地べたに座ってかばんの中全部だして化粧直しとったんよそしてね、トモダチに呼ばれてそのまま立ち上がって走ってたんよ。そのときにな、きっと財布置いたままな来てしまったのさー」








変な語尾ばかりです。





警察に何軒も行き、

探すだけ探して、行方不明。


「もういい人に拾われてるのを祈るしかないよね」


と私は言いました。


「そうなのそうなの、もっと慰めて。

何かあるでしょ？もっとすごい悲惨なこと」


と妹。










妹よ、

私の、何が聞きたいのか。




悲惨な姉を持つ妹よ、

オマエが既に悲惨になっている。




それから、

悲惨な昔話炸裂。






家族みんなで母の実家に遊びに行った時のこと。



おばあちゃんちにあるトイレが、

今は見ないぼっとんトイレ。



妹がトイレに行く、といい。

来ていた服はオーバーオール。


オーバーオールの胸ポケットに、

なぜか妹は車のキーを入れていた。


片方の肩ひもをはずし、

そのままザっとズボンを下ろす。














ちゃりん、








べちゃ。












糸冬　了ーーーー

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お正月に、

同じく家族でおばあちゃんちへ。


お年玉がめいっぱい貯まった私は、

るんるんで一日を終え、

翌朝起きたとき、財布が見当たらない。


どこで落としたのか記憶を辿っても、

思い出せない。

っていうか、かばんの中に間違いなくあった。



「誰かにとられた？」


小学二年の少女の頭に一瞬過ぎったもの。

しかし、だからどうしたらいいのか考えもつかず。


糸冬　了ーーー

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妹と父と数年前に、

富良野に出かけたときのこと。


どこも混んでいて食事がとれず、

皆、軽くアングリーな状態に。


ようやく麓郷の焼肉屋で一息つけたそのとき、

車にタバコを取りに行った妹が、

麓郷が揺れるような勢いで帰ってきた。












「はぁ、はぁ、



車に鍵入れたまま閉めちゃったーー！」











怒る気にもなれないと言った父の顔からは、


「なぜ、この娘に、車のキーを持たせたんだ俺は」


と、自分を責めるしかない表情がうかがえた。


過去の日記

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私が初めて同棲した男と別れたとき、



私の服全部、

バスタブにブリーチ漬けにされた

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他にいろいろ思い出話をしたが、

今の妹には効き目がない。

思い出して爆笑できて、

私は元気になった。



「財布とられただけで、済んで良かったって思うようにするわ。

財布取られてなかったら、

刺されてたかもしれないし」






やっぱり姉妹。

今起こっている物事を、

何とかやり過ごそうと普段は出せないポジティブ思考。



♪ガンバレ。

負けるなー。

力のかぎーりいきてゆけー。